第12回秋風邪
◉ありがとう東京2020。季節は秋へ
季節の変わり目、特にまだまだ夏の名残が感じられるのに朝晩と日中の寒暖差があらわれ始めるこの頃になると、外の湿度が次第に下がって確実に秋へと向かっています。
全日程を終えたばかりのオリンピック・パラリンピックでも取り上げられましたが、今年の夏はとりわけ暑く強い日差しや高温で疲れが蓄積しやすい状況でした。
このような時に季節の変化を迎えると、負担のかかりやすい場所に症状が起こるリスクが高くなります。そして、夏の終わりから秋に要注意なのが「肺」。
◉外気を受け取る肺は“変化”に敏感
吸った空気は気管さらに細かく枝分かれする気管支を通って肺に送られ酸素が取り込まれ、息を吐く時に二酸化炭素を放出する(ガス交換)ことは、よく知られています。
呼吸の度に外気が直接触れる気管や肺は、そもそも季節や天気の変化に敏感で、中でも乾燥には影響を受けやすいところです。
肺や気管支がダメージを受けることでもっとも起こりやすい症状は、咳。例年、喘息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)など咳を伴う持病が悪化する方が多いのもこの季節。
さらにスギやヒノキに次いで多いブタクサにアレルギーのある方は、広い地域にわたって9月が花粉飛散のピークとなっており、花粉症の症状も辛い時。
そして言うまでもなく、肺など呼吸器系への大きなダメージが懸念されるコロナウイルス感染症においては、デルタ株が脅威の拡大を見せており予断を許さぬ事態です。
◉足つぼで肺に優しい体内環境づくり
ドクターフットの台湾式リフレクソロジー(足つぼ)は「第2の心臓」ともいわれる足の筋肉を丁寧に揉みほぐし、全身の血流や新陳代謝を向上して心肺機能を強化する効果があります。
肺は、小さな肺胞という細胞が寄り集まって構成される器官です。
足つぼで血液中の老廃物の排出を促すことで、ガス交換のために血流が集中する肺にサラサラの良い状態の血液を送ることができ、細胞の負担を減らして元気を保ち、外からの刺激の影響を軽減する狙いもあります。
秋の不調や持病の悪化、さらにはコロナ対策にも有効な副作用のない健康法です。ぜひ、お試しください。