第21回頭痛

◉なぜ梅雨は「低気圧」なの?

この時期になると、梅雨の低気圧のせいで頭が痛いと訴える人が増えます。頭痛の他にも、辛い症状との関連が指摘される低気圧。
天気が崩れる時はなぜ低気圧かというと、それは気圧が低い場所で各方面の気圧の高いところから吹きこむ風がぶつかり合い、空気が水分とともに上昇して雨や曇りの原因となる雲が発生するからです。

◉梅雨に起こる頭痛のタイプは?

もととなる病気がない慢性頭痛の代表は、「緊張型頭痛」と「片頭痛」です。
緊張型頭痛は、頭の周辺や首、肩などの筋肉のハリ(緊張)や凝りが原因で、締め付けられるような痛みが特徴。
片頭痛は、ズキズキと脈打つような強い痛みが頭の片側または両側に起こり、吐き気やめまい、光や音に過敏になる症状を伴うことがあります。

◉どんなタイプの頭痛にも足つぼ

どちらのタイプの頭痛にも関連が深いとされる自律神経は、気圧の影響を大変受けやすいことから梅雨は要注意なのです。
足つぼが自律神経の乱れを整える効果はよく知られていますが、ストレスや疲労を緩和することで血管の良い状態を維持。さらに体内の老廃物の排泄を促し、老廃物が神経を刺激して痛みの原因となるのを防ぐ効果も。