第18回ギランバレー 症候群
◉コロナ禍で話題のギランバレーとは?
ギランバレー症候群は、多くの場合これに先立ちウイルスや細菌による風邪のような症状、下痢などを発症しています。特にリスクが高いとされるのが、鶏の生肉などから人が感染するカンピロバクター腸炎。コロナ禍では、まれに新型コロナワクチンの副作用としてギランバレー症候群のリスクが高まることが報告されたことでも話題になりました。
◉原因が分からないって本当ですか?
ただし殆どの人は感染症にかかっても、ワクチンを打っても、ギランバレー症候群を発症することはありません。原因のはっきりしない病気の一つですが、免疫反応で誤って自らの末梢神経も攻撃して起こると考えられています。脱力感や痺れなどの症状が足から始まり、上へと拡がってゆくのが特徴。
◉予防にも、いざという時にも足もみ
ギランバレー症候群の回復過程では、リハビリが重要。足もみは、弱った足の筋肉を揉み解すことで血液の流れをサポート、関節などの可動域を動きやすくする助けになり、生活の質を高める効果が期待できます。もちろんギランバレー症候群に先行して起こる感染症の予防にも、足もみの各器官の働きを正常に保つ効果が役立ちます。