第25回貧血

◉夏に受けたダメージが表れる秋

目がクラクラ、頭が重く、体はふらふら。
「貧血」のこのような症状は、体内で酸素運搬の役割を果たすヘモグロビンが減少して起こります。
ヘモグロビンの材料は、鉄。鉄は肉・魚・野菜など一般的な食材に含まれていますが、体内での吸収率が低い上、夏の暑さなど過酷な環境で自律神経が乱れると、胃腸が弱わって必要な量が摂れていないことも。

◉ヘモグロビン、どれくらい大事?

ヘモグロビンは血液中の赤血球に含まれ、肺で新鮮な酸素を受け取ると鮮やかな赤になり、血流に乗って各器官へ向かいます。
ヘモグロビンが少なくなると、体内で酸素の流通が減って各器官が低酸素気味になり機能が低下するのです。
ヘモグロビンが減少する原因は鉄不足が最も多く、そうして起こる貧血を「鉄欠乏性貧血」といいます。

◉足つぼで心臓の負担を軽減しよう

酸素が足りないと、心臓はより多く血液を送り出そうとがんばります。
「第2の心臓」である足の筋肉を揉みほぐすと、全身の血行を促進し赤血球やヘモグロビンを効率よく移動させることが可能になり、心臓の負担を軽減。
さらに自律神経を整える足つぼの効果は、胃腸の働きを促進し、鉄の吸収力アップ。食生活による貧血改善をサポートします。