第7回睡眠
◉コロナ禍で迎える2度目の春
新しい⽣活が始まり、環境の変化などから体調を崩す⼈が多い春。 そんな春を乗り切るためには、質のよい睡眠をとって体⼒を回復させるのが⼀番︕
ドクターフットのお客様からお話を伺うと「足をもんだ日はぐっすり眠れた」というお声が断然多いのです。
そのように感じられる質の良い睡眠とは、「浅い眠り(レム睡眠)」と「深い眠り(ノンレム睡眠)」のバランスが取れている状態をいいます。バランスの鍵を握るのは自律神経。
◉「良い眠り」の秘密は自律神経
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があり、どちらも私たちの意思とは関係なく働き、体内の活動や機能を生きるのに都合よく調整する役割があります。
エネルギーを消費して活動する時には交感神経、消費を抑えて休息やリラックスを要する時には副交感神経が優位に立つことで、私たちの鼓動や呼吸や体温や血圧などは常に一定ではなく、活動時や睡眠時にそれぞれ適するように変化します。
また睡眠時だけをとっても交感神経と副交感神経が交互に働き、波のように浅い眠りと深い眠りを繰り返すことで、ただ休息するばかりではなく浅い眠りの間に大脳の働きが低下しすぎるのを防いだり、意識的に行うのは難しい記憶の整理定着を図ります。
この緩急が正しく訪れ、ベストの状態に心身を保てる状態は「自律神経の交感神経と副交感神経のスイッチの切り替えがスムーズ」だといえます。ところが何らかの理由でスイッチの切り替えがうまくいかず、活動時に交感神経より副交感神経に負担がかかっていると、寝る時間になっても副交感神経がうまく優位に立てません。
◉足つぼで眠くなるのはなぜ?
ドクターフットの台湾式リフレクソロジーのイタ気持ち良い刺激は、足の裏にある各器官の反射区や「第2の心臓」ともいわれる足の筋肉のコリや張りを揉みほぐす過程で「交感神経」を優位に立たせ各器官の活動を促し、そのあと「副交感神経」がよりよく働きやすくなり、眠くなる効果があります。
さらにメリハリのある体内環境を作り出すので、バランスの取れた質の良い睡眠を実現し、よく眠れるようになるのです。