第27回脂肪肝
◉肝臓の敵はお酒だけじゃない!?
肝臓への負担といえば真っ先に思い浮かぶのは飲酒ですが、実際のところ「脂肪肝」はアルコール以外が原因の非アルコール性脂肪性肝が高い比率を占めています。
沈黙の臓器といわれる肝臓には、脂肪肝になっても自覚症状はありません。しかし食文化の変化に伴い、若い世代や肥満以外の人にも脂肪肝が増えています。
◉栄養は肝臓がエネルギー源に変換
人体の科学工場的役割を担う肝臓は臓器の中でもっとも重く、アルコールの分解のほかにもさまざまな役割があります。
食事から摂った糖分や脂質を分解して、エネルギー源の「中性脂肪」として蓄えるのもその一つです。私たちのエネルギー消費に対して、肝臓の脂肪の蓄えが過剰となると脂肪肝となってしまうのです。
◉深刻な病気へ向かう前に対策を
かつてはアルコール性の脂肪肝だけが深刻化すると考えられていましたが、今では生活習慣が原因の脂肪肝も肝硬変や肝がんに進行する可能性のあることが分かっています。
食事や運動の改善は効果が期待できますので、ぜひ見直しを。その際に足つぼも行って頂くと、新陳代謝を高めてエネルギーを消費しやすい体内環境を作って効率が断然アップします。