第40回四十肩五十肩
◉若い人にも増えているって本当?
四十肩(五十肩)は、肩周囲の組織が炎症を起こし、痛みや動きの制限を引き起こす状態です。昔は4~50代で見られることが多いとされていましたが、最近ではPCやスマートフォンの長時間使用など生活習慣の変化によって若年層でも症状が現れるケースが増えています。放置すると、痛みは徐々に進行する場合もあります。
◉活動量の減る寒い冬はリスク大!
肩周辺に炎症が起きる主な理由は加齢ですが、冬は体を動かす機会が少なくなりがちで筋肉が落ち、関節周囲の柔軟性が失われることもリスクを高めます。日常の動作にも注意を払い、無理のない範囲で運動を心掛けましょう。気温が低くなると筋肉や関節を硬くし血流を滞らせるため、四十肩(五十肩)の症状が悪化する可能性があります。
◉予防にも対策にも冬こそ足つぼ
足つぼは、足裏にある肩に関連する反射区を刺激することにより、炎症を起こしている肩関節へ直接触れることなく緊張をときほぐす効果が期待でき、実際つらい痛みが軽減されたという嬉しいお声があります。また第二の心臓と呼ばれる足の筋肉を揉みほぐし全身の血行不良や冷えが解消されると、炎症の予防や肩の可動域を広げるのに役立ちます。