第30回変形性膝関節症

◉膝関節は何をしているところ?

骨と骨を繋ぐ部分を「関節」といい、私たちは関節を使うことで都合良く動くことができます。特に頻繁に繰り返す「立つ」「座る」「歩く」などの動作で重要なのが膝(しつ)関節。小さな骨と骨を繋ぐ関節も全身に多くありますが、「膝」は太ももと脛(すね)の太い骨の繋ぎ目で、衝撃や体重を受け止めつつさまざまな動作を実現するのです。

◉軟骨はどれくらい大切?

関節で固い骨同士が接していてはかえって摩擦や衝撃を生むため、それぞれの骨先端は弾力性のある「軟骨」が覆って骨を保護したり、関節の曲げ伸ばしを調整してスムーズな動きを助けています。
変形性膝関節症は、加齢により軟骨の弾力を保つ成分や水分が減ったり、体重の増加や筋力の低下などで負担がかかり、軟骨がすり減って本来の力を発揮できない状態です。

◉足つぼでつらい症状を撃退しよう

軟骨の変形から来る「痛み」や「動きにくさ」などの症状を軽減するためにも、さらなる悪化を予防するためにもオススメの足つぼ。
足の筋肉を丁寧に揉みほぐすことで筋肉の疲労やコリを解消、柔軟性を回復して膝に負担をかけづらい正しい姿勢が取りやすくなるのです。
また新陳代謝を活性化して組織の若々しさを保つ効果は、軟骨の機能維持が期待できます。