第37回骨粗しょう症

◉行楽&スポーツの秋だから要注意

秋の訪れと共に行楽やスポーツなどアクティブな活動が増えるこの時期には、転倒、衝突、事故による骨折に要注意。骨折は怪我の中でも痛みや制約が大きく、回復に時間がかかります。今回取り上げる「骨粗しょう症」は骨の密度が低下し骨がもろくなる疾患で、さらに骨折のリスクを高めることから予防が重要になります。

◉若いうちから丈夫な骨をつくろう

骨粗しょう症はエストロゲンというホルモンが減少することで中高年の女性に多く見られますが、男性や若い世代も無関係ではありません。加齢やホルモン以外にも、過度なダイエット、運動不足で骨への刺激が少ない、カルシウムやビタミンDの不足、アルコールや喫煙などの生活習慣等が要因となって、骨密度低下につながります。

◉足への刺激が骨を育てるって本当?

足つぼは、その新陳代謝を高める効果により古い骨の細胞が新しい細胞が生まれるサイクルを正常に整えたり、カルシウムの吸収を促進するビタミンDが働きやすい体内環境を作ります。また骨への適度な刺激がカルシウムを骨の周囲に集め取り込むのを助けることから、運動不足を自覚する人は足つぼを組み合わせることで丈夫な骨作りを目指しましょう。