第38回冬季うつ病

◉季節の変化がもたらす不調

冬季うつ病(季節性うつ病:通称SAD)は、秋から冬にかけての気候変化によって引き起こされるうつ病です。日照時間の減少がセロトニンやメラトニンといったホルモンのバランスを崩し、普段の活動や楽しみに対する興味や喜び、集中力が薄れ、憂鬱な気分や体の倦怠感・疲労感が現れます。

◉異変を感じたら放置しない

冬季うつ病は、春になると日照時間の増加や気温の上昇に伴ってセロトニンの分泌を促進し回復しやすくなります。そのため一時的なものと思われがちですが食欲や睡眠にも乱れが生じることがあり、放置することでさらに健康に悪影響を及ぼす恐れがあります。症状が悪化すると日常生活に支障をきたす可能性もあるので注意です。

足つぼで心身ともリラックス

足つぼは、足の筋肉をしっかり揉みほぐし足裏に集中している反射区と呼ばれる体の各器官に対応しているゾーンを丁寧に刺激することで効果をもたらす健康法です。特に自律神経を整え心身のストレスやお疲れを解消する効果は、原因となるホルモンバランスを整えるのにも役立ち、冬季うつ病の辛い症状にお悩みの方におすすめ。